わたしたちの一日(特別養護老人ホーム編)

わたしたちの生活しているところを「ユニット」と言います。

「ユニットケア」とは、「なじみの人たちとわたしたちのペース」で生活ができるようになっていることを言います。

ユニットによって過ごし方は少しずつ違いますが、今日はわたしたちのユニットの一日を紹介します!

起床

「おはようございます」

起きる時間はひとりひとり違います。

目が覚めた頃に職員の人が声をかけにお部屋に来て声をかけてくれます。

まだ眠っている時には、そっと寝かせておいてくれます。

朝食(7:30頃)

起きて身支度を済ませたら、朝食をいただきます。

ユニットでご飯やおかゆを炊いて、味噌汁も作ってもらうので、温かい物が食べられます。

また、おかずなどはそのひとに合った大きさに刻んで食べやすくしてくれます。

日曜日はパンが出ます。

朝食後はリビングやお部屋でのんびり過ごします。

入浴

午前中にひとり、午後から2~3人が入浴します。

わたし達、ひとりに対してお手伝いしてくれる職員の人も、ひとりなのでいろんな話をしながらゆっくり入浴できます。

ティータイム(10:00頃)

コーヒーや紅茶・ココアなど、好きなものをリクエストし、リビングやお部屋でいただきます。

昼食までの時間は新聞を読んだりテレビを観たり、職員の人のお手伝いでたたみ物をしたりして、自由に過ごしています。

昼食(12:00頃)

お昼は炊き込みご飯や麺類などもよく出てきます。

また、季節によってお弁当が出てくる事もあり、とても楽しみにしています。

昼食を食べたら眠たくなる事もあるので、その時はお部屋に戻って昼寝をします。

 

回診(隔週火曜日14:00頃~)

おおやま病院の先生が各ユニットを回って、ひとりひとりの体調をチェックしてくれます。

その時に、毎日一緒に過ごしている職員の人が、わたしたちに代わって困っている事などを先生に伝えてくれたり、自分で伝えられる事は自分で先生に相談します。

入浴

午後からは寝台浴槽(寝たまま入れるお風呂)の日もあります。

寝台浴槽に入る時は、わたしたちはひとりですが、職員の人はふたりでお手伝いしてくれます。

居室掃除

シーツ交換や自分のお部屋の掃除をしてもらいます。

職員の人がひとりで掃除をしてくれていると大変そうなので、たまにお手伝いします。

やっぱりひとりより、ふたりでやった方がはかどります。

 

体操

最近は外出する事もできなくて身体が鈍ってしまうので、体操をして身体を動かします。

これが「長生きの秘訣」なのかも知れません。

おやつ(15:00頃)

家族が差し入れてくれたおやつや果物などを食べたり、誕生会や行事の時はケーキや和菓子など、いつもとは違うおやつが出てきます。

夕食までちょっと時間があるので、ユニット内を散歩したり、夕方のニュースを観たり職員の人とゲームをしたりして自由に過ごします。

夕食(18:00頃)

ユニットでご飯を炊いて、味噌汁もユニットで作ってもらうので、温かい物を食べられます。

夕食後

リビングでテレビを観たり、お部屋で寝る前の準備をしたりして過ごします。

就寝

消灯時間も決まっていません。

眠たくなってきたら、ベッドに入って寝ます。

眠たくない時は、お部屋でテレビを観たり、リビングに出て職員の人と話をして過ごす事もあります。

夜中も見回りをしてくれるので、安心して眠れます。

「また明日、おやすみなさい」

特養入居者様の声です。